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『インセプション』プロットで見る映画の話

9/7/2019

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プロットで見る映画の話。
今回の映画は・・・

タイトル:インセプション
監督:クリストファー・ノーラン
キャスト:レオナルド・ディカプリオ
渡辺謙
ジョセフ・ゴードン=レヴィット 他
製作国:アメリカ
公開日:2010年7月23日
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この映画は、潜在意識に侵入して標的の"秘密"を抜き取る産業スパイ、
ドミニク・コブ(レオナルド・ディカプリオ)が、
自身の最大の問題を解決することと引き換えに、
日本人実業者のサイトー(渡辺謙)から依頼を引き受け、
集めた仲間とともに、標的への"インセプション(思考の植え付け)"を達成するために奔走する、
SFアクション。


プロットとしては、大きく分けると4つになります。

1、プロローグ
2、第一幕(現実世界)
3、第二幕(夢の中)
4、エピローグ


この4つが、さらに細分化されて構成されていますが、
メルマガでは、「プロットで見る」の範囲を満たしつつ、
分かりやすく解説します。


1、プロローグ

場面1:始まり~コブとアーサーがサイトーと話しているところまで

ここのポイントは以下の2つ。

・何か問題が起こっていること。

・テーブルを挟んで向き合っている二人は、知り合いらしいこと。

この場面は、ここに至る前に何か問題が起こったことを示唆しており、
向かい合う二人は初対面ではなく、知り合いらしいことが見て取れる。
これから始まる物語に、この二人が大きく関係しているだろうことが分かる。

さらに、なぜ銃を持っているのか、銃と一緒に持っていた小さな独楽みたいなものは何か?
という、多すぎない「疑問」を提供することで、見る側を次のシーンに引っ張り、
興味をそそるようにしている。


場面2:アーサーが撃たれて目を覚ますまで

ここのポイントは以下の5つ。

・建物内装が、場面1で二人(コブとサイトー)が向き合っていた場所と同じ。

・ここは夢の中である。

・コブたちは、標的の潜在意識に侵入して機密情報を盗み出す産業スパイである。

・夢の中で死ぬと目が覚める。痛みは現実と同じように感じる。

・コブには、モルという妻がいて、なぜかコブの仕事を妨害してくる。

アーサーがいて、コブはほとんど変わっていないが、サイトーは明らかに若い。
そういった状況の違いはあるが、場面1と同じ内装の建物であることから、
場面1も夢の中なのだろうことが分かる。

そして、順調なはずの仕事が、モルによってひっくり返されるという、
後のストーリーに大きく影響する流れが、この時点で示されており、
物語中最大の敵というべき人間が、コブの妻であることが、この物語の軸になっている。

モルとのことがなければ、コブは恐らく、この後のサイトーからの依頼を受けなかっただろうし、
このインセプションという物語そのものが、コブとモルからできていったとも言えるかもしれない。


場面3:新幹線を降りるまで

ここのポイントは以下の4つ。

・夢の中で、もう一度夢の中に入る・・・夢の中の夢・・・ことができる。
それは仕事で普通に使う手段の一つ。

・標的を誘い込む夢を設計する人間がいる。

・死ぬ以外に、夢から覚める手段として「キック」と呼ばれるものがある。

・夢を複数の人間で共有するには、スーツケースのような機械が必要。

新幹線の中という、現実世界に戻ってくるまでに、
どのようにして夢の中に入り、共有しているか、
どうやって目覚めるかといった、大枠が見える。
ここでは"見せる"だけで、詳細な説明はないが、
見ているほうは、「こういうもの」というのが、なんとなく分かる。

また、ここまでで、コブたちの日常の一端・・・仕事ぶり・・・も示され、
第一幕に入っていく前に必要な、最低限の情報が出揃う。

※キックとは
例えば椅子に座ったまま寝ていて、
徐々に体が傾いて椅子から落ちそうになったとき、床に倒れ込む前に目が覚める。
その状態を意図的に作り出すこと。

ここまでが、プロローグとなり、
新幹線を降りたところから、いよいよ第一幕(現実世界)に入っていく。

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