以前Twitterに投稿した、ショートストーリー。
タイトルは、『我が家に猫がやってきた』 近所のペットショップ 駅への通り道、時々入って癒やしをもらう 。 「君はまだここにいるんだね…」 ずっと残っているマンチカン。 他の子に比べて愛嬌がない。 いつも丸くなって… それが残っている理由? でも、素直じゃないだけかも、私みたいに… そう思ったその日、彼は私の家族になった。 マルと名付けたその猫は、家に来ても相変わらず。 ご飯は食べても、少し撫でると逃げていく。 一人ポツンと残されたよう… 「ここでも、彼は去っていくわけね…(笑」 寂しさに抱かれて、眠りにつく。 目覚めたのは、夜中の3時。 涙が溢れる… 夢まで私を否定するの…? 膝を抱えても寂しさは消えない。 「…?」 あったかい… ふと見ると、離れて寝ていたはずのマルが傍にいた。 「マル…」 あったかくて、いつの間にか眠りに落ちた。 朝、起きるとマルはいなくて、いつもの距離。 でも、本当は優しい子。 私だけが知ってる優しさ。 家に猫がやってきた。 愛嬌はないけど、優しくてあったかい、私の家族。
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